- 説明
- 機能図解
機能
ローラーがベルト走行方向に対して斜めになっていると、ベルトは横へ動くようになります。ピボットローラーシステムELBANDERは、ベルト位置制御に対してこの作用を利用しています。ピボットローラーの旋回点はこの場合、両端の2つの軸受のうちの1つです。この時点で、位置決めローラーはそれぞれの補正要求に従って斜めに配置されます。
用途
ピボットローラーシステムは主にコンベアベルトのベルト位置制御に使用されます。
アプリケーション
コンベアベルトでは、ピボットローラーを下側のドラム内のヘッドローラーのすぐ前に取り付けます。アクチュエータはベルト走行方向に15°に配置します。位置決め動作は入口 / 出口長さ間の二等分線の中で行われる必要があります。入口長さはベルト幅以上である必要があります。出口長さはできる限り短くしてください。位置決めローラーは、40~60°の間で巻きつけられる必要があります。生産速度が1000 m/分以下の場合は、巻きつけを10~20°に下げてください。位置検出は位置決めローラー直前のエッジセンサによって行われます。伸縮ローラーのベルト位置制御システムに障害を起こすことがないように、このローラーは必ず軸平行にセットしなければなりません。
記号説明
A = 入口部分でのでのウェブ張力分布 | B = 出口部分でのでのウェブ張力分布 | K = ウェブガイドの補正 | a = 補正角度最大±5° | σ1 = ウェブ基本張力 | σ2 = 左への位置決め動作時の張力分布 | σ3 = 右への位置決め動作時の旋回運動による張力分布 | 1 = 位置決めフレーム | 2 = インフィードローラー | 3 = 位置決めローラー | 4 = センサ | 5 = 固定ローラー | 6 = 回転点 | LÜ = 移行長さ | L1 = 入口部分長さ | L2 = 出口部分長さ | AB = 対応幅