- 説明
- 機能図解
機能
移動するウェブを使われる製造プロセスでは通常、機械の入口部分には巻き出し台車、出口部分には巻き取り台車が備えられています。巻き出しでは、ウェブをお望みの位置からプロセスに移行させるため、リニアドライブによって巻出・巻取台車が移動します。これに対し、巻き取りにおいては、エッジがきれいに揃って巻き取られるよう、巻出・巻取台車は、リニアドライブにより常に変化するウェブ位置に追従します。
用途
空間が狭く、旋回フレームやステアリングローラーを投入することができない場合、巻出・巻取台車付きのウェブガイド装置ELWINDERシステムがご使用いただけます。
アプリケーション
ELWINDERシステムを備えたウェブガイドの場合、巻き出しではセンサを機械に取り付け、ウェブの設定値を決めます。位置検出は巻出・巻取台車の一番最後のガイドローラーのできるだけすぐ近くで行われることが大切です。巻き取りにおいては、コントローラに巻出・巻取台車の位置を指定するために、センサが巻出・巻取台車に固定されます。位置検出は機械の最後のガイドローラーの、できるだけすぐ近くで行われることが大切です。制御行程 L1 は、ウェブの伸縮性によって変わります。横方向への伸縮性が大きければ大きいほど、制御行程 L1 の長さは短くなります。経験から、制御行程はウェブ幅の半分に相当することがわかっています。
記号説明
A = 制御経路でのウェブ張力分布 | K = ウェブガイドの補正 | σ1 = ウェブ張力分布 | AB = 対応幅 | 1 = リニアドライブ | 2 = インフィードローラー | 3 = ワインダーステーション | 4 = センサ | 5 = 固定ローラー | L1 = 制御経路